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シーズン1

肉食系お花とひと夏の恋 #4

前回までのあらすじ

告白して付き合いはじめて10分で疑問を感じて振るという軽率な行動を繰り返していたお花だったが、男の子たちを振るときに全員地面に叩きつけてもいた。

暴力はよくないのでみんなに謝りに行ったところ、男の子たちはお花の一連の行動を「新手の格闘技で戦いを挑まれた」的に解釈しており、まったく怒ってはいなかった。しかしながら、告白された事実にも気づいていないのだった。

モブの子
モブの子

キュルルン……キュル……キュ……

モブの子
モブの子

ハァハァ( ; ›ω‹ )

おはな
おはな

オゴロォジウェル🥺

モブの子
モブの子

キュ……キュッキュルゥ……( ; ›ω‹ )

 モブの子はお花の前まで走ってくると、肩で息をしながらなにやら話しはじめた。

ヒシ
ヒシ

ヒシ
ヒシ

ダークマターさん、私たちはちょっとこの場を離れましょう

ヒシ
ヒシ

この魔物、お花に大事な話があるみたいです

ダクマタ
ダクマタ

わかった

ダクマタ
ダクマタ

私たちは一足先に広場に戻ろう

ダクマタ
ダクマタ

|彡サッ

ヒシ
ヒシ

|彡サッ

 二人がいなくなったのを確認すると、モブの子が恥ずかしそうにもじもじと切り出した。

モブの子
モブの子

キュキュン、キュ……///

モブの子
モブの子

キュララ……キュ……キュン(´ฅωฅ`)

おはな
おはな

!?

おはな
おはな

ベロンチェラポント?

モブの子
モブの子

コクコク(´ฅωฅ`)

おはな
おはな

カッカッカッカッ🙂🙂🙂

モブの子
モブの子

クルルルンッ(*´ฅωฅ`*)

モブの子
モブの子

(/ω・\)チラッ

モブの子
モブの子

……(´ฅωฅ`)

おはな
おはな

アバァ……ッ!

おはな
おはな

🙃🙂🙃🙂🙃

 二人の間に意味深な沈黙が流れる。

 しばらくしてモブの子が、頭についていた耳みたいな黒いものを片方もぎ取って、お花に差し出した。

モブの子
モブの子

キュ……キュベレチッ……!

モブの子
モブの子

ぐいっ、ぐいっ

おはな
おはな

アバババヒブシッ( ; °᷄꒳°᷅ )

モブの子
モブの子

ぺたっ

 モブの子が、もぎ取った耳をおはなの顔にくっつけた!

おはな
おはな

バアァッアバァッ!

モブの子
モブの子

キュルンキュルン♪

おはな
おはな

キシャァアアアアアア♪

 困惑から打って変わって、二人の間に好意的な空気が流れる。

 気が大きくなったお花は巨大化して、ツタをシュルンと伸ばしてモブの子をつかみ取った。モブの子が高く担ぎ上げられる。

モブの子
モブの子

キュルルルン(◜ᴗ◝)♪

 一度は地面に叩きつけられたのに、モブの子はそんなのへっちゃらで楽しそうだ。二人はそのまま広場の方に向かってのしのしと歩いていった。

ぺったんこ公園内の噴水広場

 ヒシさんとダークマターさんが、植物園の方を心配そうに見ていた。そこにモブの子を担いだお花がやってきた。仲良さそうにしている二人の様子を見て、勘の鋭いヒシさんは状況を把握したようだ。

 一方で、ダークマターさんは全然なにもわかっていなかったが、持ち前の危機対応能力を発揮して、さも状況を理解しているようなオーラを発した。

ヒシ
ヒシ

は、どういうこと?

ダクマタ
ダクマタ

あの魔物、お花に担ぎ上げられてるね

ダクマタ
ダクマタ

お花……また地面に叩きつけるんじゃないかな?

ヒシ
ヒシ

それは大丈夫だと思います。どうやら二人は付き合いはじめたみたいなんで

ダクマタ
ダクマタ

どういうこと?

ヒシ
ヒシ

ほんとに、どういうこと? ですよね

ヒシ
ヒシ

でも、いきさつはどうであれ彼氏ができたみたいなんで、お花におめでとうって言わなくっちゃ……!

ダクマタ
ダクマタ

よくわからないけど、ヒシさんがそうするなら私もそうする……!

おはな
おはな

キシャァアアアア♡

ヒシ
ヒシ

お花! その子は新しい彼氏?

おはな
おはな

ビュンビュンファッシロナブッ

ヒシ
ヒシ

そっか! また付き合うことになったんだ?

おはな
おはな

ギュルカポアレソボン🥹

おはな
おはな

アババガッチャンソロロ

おはな
おはな

ベバーッ(´ฅωฅ`)

ヒシ
ヒシ

そうだったんだ

モブの子
モブの子

キュキュキュキュルンルルンキュルンッ!

モブの子
モブの子

キュキュンキュルルルルルル♪

ヒシ
ヒシ

お花は、たまに暴走するところもあるけれど、基本素直でいい子だから!

モブの子
モブの子

キュルルンッ(´ฅωฅ`)

ヒシ
ヒシ

お花も、彼氏のこと大事にするんだよ?

ヒシ
ヒシ

絶対に、地面に叩きつけちゃダメだよ?

おはな
おはな

アパラッチキシャァアアアアア♪

おはな
おはな

ぺこり

おはな
おはな

🥰|彡サッ

 お花は二人にぺこりとお辞儀をすると、モブの子を担いで去っていった。

ダクマタ
ダクマタ

……!

ヒシ
ヒシ

ほんと、びっくりしますよね

ダクマタ
ダクマタ

ごめん、なにがどうなってるのかさっぱり分かってない

ヒシ
ヒシ

私も魔物の言葉はわからないので、完全に理解できたわけではないんですが

ヒシ
ヒシ

あの魔物は他の男の子たちとは違って、お花に告白されたのを認識していたみたいなんです

ダクマタ
ダクマタ

なんと!

ヒシ
ヒシ

お花が熱心に言い寄ってくるから、じゃあお試しで付き合ってみるかって思って付き合いはじめたはいいものの

ヒシ
ヒシ

ものの十分で地面に叩きつけられて、お尻が痛くて悲しくなっちゃったそうです

ダクマタ
ダクマタ

そりゃそうだよな

ヒシ
ヒシ

でも同時に、お花の嵐のようなワイルドさにキュンってなっちゃって、地面に叩きつけられてからずっと気になってて

ヒシ
ヒシ

お花も、唯一告白を認識してくれていたあの子に感動しちゃって

ヒシ
ヒシ

それで二人はよりを戻したみたいですね

ダクマタ
ダクマタ

なるほど!?

ダクマタ
ダクマタ

もう二度と地面に叩きつけないんだったら、みんなハッピー、ハッピーエンドなんじゃないかな……!

ヒシ
ヒシ

彼氏のこと、大事にする! ってお花は言ってました

ダクマタ
ダクマタ

それならば、よし……!

ダクマタ
ダクマタ

よし……なのかな!?

その日の夜、うめぼしさんのおうち

 ガチャっと玄関の扉が開いて、お花が家の中に入ってきた。

おはな
おはな

グルルルキュボンヌゥ

うめぼし
うめぼし

おかえり!

うめぼし
うめぼし

お出かけ、楽しかった?

おはな
おはな

キシャァアア♪

おはな
おはな

オボオエグルングルンケバァ!

うめぼし
うめぼし

ええええっ!!

うめぼし
うめぼし

そうだったんだ!

うめぼし
うめぼし

おめでとう!🥰

おはな
おはな

……

うめぼし
うめぼし

よーし! 今日はお花に彼氏ができたお祝いに

うめぼし
うめぼし

秘蔵の十年ものの梅酒を開けよう!

おはな
おはな

……🥺

うめぼし
うめぼし

あれ? お花は梅酒は飲まないんだっけ??

うめぼし
うめぼし

じゃあ、お花の大好きなNPKジュースでお祝いしよう!

おはな
おはな

(˘^˘ )プイッ

うめぼし
うめぼし

ごめん、お祝いなんて仰々しいかな:;(∩´﹏`∩);:

うめぼし
うめぼし

でも、おめでとう!

うめぼし
うめぼし

大げさかもしれないけれど、お花はずっと彼氏を欲しがってたわけだし、僕はお祝いしたい気持ちでいっぱいなんだ!

おはな
おはな

ペリュグルプギャン🥺

おはな
おはな

|彡サッ

うめぼし
うめぼし

あれ? お花?

うめぼし
うめぼし

どこに行くの? もうお外は暗いよ?

うめぼし
うめぼし

おーい、ってば:;(∩´﹏`∩);:

 おや? うめぼしさんは自分のことのように喜んでくれているのに、お花はなんだか不満げだね?

 お花は「刺激が足らなくてドキドキしないから、ナシ」って言ってたけど、本音ではやっぱりうめぼしさんのことが好きだったのかな🤔

おしまい
ぺったんこタウン

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